人間は頭に脳があるだけじゃ物足りなくなる日がくる・・・。
体中が脳になったのではと思えるほど記憶力のいい男が主人公だった。
感情をもたないロボットのような姿が物語に異様さをただよわせていた。
彼の異様さは火事にあってから創造(?)されたものらしく。
焼けた体が再生されると同時に物事の因果関係を再認識できるようになった。
言葉と行動を身につけたあとは悪人を殺していくんだけど。
なぜか殺人を正義とみなし正当化してしまう。・・・感情によってだろうか。
女精神科医の登場で冷酷さがゆるんでしまったような感じだしなあ。
連続爆弾犯人を殺したあとに姿を消してしまう脳男。
でも女医を意識しはじめた空気が物語にながれていた。男としての自覚?
彼は体が再生されるとき性別をおき忘れたのだろうか。
そして気になる女の存在によって本来もっていた男の感情がよみがえった。
うんむぅ。・・・脳男はふつうの男?
本書は第46回江戸川乱歩賞受賞作なんだな。
なんだかSFっぽいというか近未来的な主人公がおもしろいなと。
細かい話は記憶にないけど手術室でなにか溶ける場面があった気がする。
けっこう不気味だったかもしれない。
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