2007年10月16日

体中が脳になったなら・・・?

首藤瓜於著「脳男」

人間は頭に脳があるだけじゃ物足りなくなる日がくる・・・。
体中が脳になったのではと思えるほど記憶力のいい男が主人公だった。
感情をもたないロボットのような姿が物語に異様さをただよわせていた。
彼の異様さは火事にあってから創造(?)されたものらしく。
焼けた体が再生されると同時に物事の因果関係を再認識できるようになった。

言葉と行動を身につけたあとは悪人を殺していくんだけど。
なぜか殺人を正義とみなし正当化してしまう。・・・感情によってだろうか。
女精神科医の登場で冷酷さがゆるんでしまったような感じだしなあ。
連続爆弾犯人を殺したあとに姿を消してしまう脳男。
でも女医を意識しはじめた空気が物語にながれていた。男としての自覚?
彼は体が再生されるとき性別をおき忘れたのだろうか。
そして気になる女の存在によって本来もっていた男の感情がよみがえった。
うんむぅ。・・・脳男はふつうの男?

本書は第46回江戸川乱歩賞受賞作なんだな。
なんだかSFっぽいというか近未来的な主人公がおもしろいなと。
細かい話は記憶にないけど手術室でなにか溶ける場面があった気がする。
けっこう不気味だったかもしれない。


やや欠け月「脳男」に関連する記事やや欠け月
三日月 ぶっき Library +++++ ひねもじらさん
posted by ぶきおん at 12:49| Comment(0) | TrackBack(1) | どくむり図書館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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脳男 (首藤瓜於)
Excerpt: 一種のダークヒーロー物ですかね。感情を持たないがゆえに人並みはずれた記憶力と身体能力を得た主人公が活躍します。感情が無いことでこうなってしまえるのかはいささか疑問なのだけど、素人が確信を持って否定でき...
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Tracked: 2007-10-17 19:04